高級なクリームや乳液を使っていてもなぜか肌が荒れてしまう、そんな経験をしたことはありませんか?


私はよくあります


なぜなんだろうと思い、色々と調べてみました‼


敏感肌でなかなか肌に合う化粧品が見つからないという方に、参考にしていただけたら嬉しいです。



1.合成界面活性剤の働き

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メイクを落とすクレンジング料に含まれている合成界面活性剤が肌に悪いということを聞いたことのある人はたくさんいるのではないでしょうか?


合成界面活性剤は油分と水分を混ぜ合わせる働きがあり、洗濯洗剤や食器洗い洗剤などの主成分となっているものです。


高い洗浄力があるため、冬場は素手で食器を洗ったらひどい手荒れになってしまいますよね


これはもともと手にある油分や天然の保湿因子が合成界面活性剤によって水分と混ぜ合わされて流れていってしまったためです。


私たちの顔のメイクを落とすクレンジング料にも、強い合成界面活性剤が含まれたものがあります顔に直接つけるものなのに…


特にオイルタイプなどはメイクの落ちが良い分、界面活性剤も強いものが含まれていることが多いです


そういったもので洗顔をすると
肌にもともと備わっている天然保湿因子などのうるおい成分も流れてしまい、肌の乾燥が進み、そこから肌荒れが引き起こされます。


ただ、メイクは基本的には油分になりますので、水だけで洗い流すことはできません。


合成界面活性剤を使用して、メイクの油分を水に浮かせて洗い流す必要があるのですが、洗浄力の強いタイプのものになると肌への負担も大きくなるため、注意が必要です


【皮膚科医に学ぶ】強力なクレンジングが肌を痛める~界面活性剤について~

2.肌のバリア機能


では、私たちの肌のバリア機能はどのような構造になっているのでしょうか?

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肌の一番上の表皮は、角質という死んだ細胞がレンガ状になり幾層にも重なってできています。


そのレンガの周りを天然保湿因子であるセラミドなどが埋めてできており、これらの物質が肌のうるおいを保っています。


そしてセラミドなどの角質細胞間脂質の油が水分子とともに肌を外部から守るためのバリア機能を作っているのです。


この表皮は細菌やウィルスなど様々な異物が、外部から私たちの肌の中に入ってくるのを防いでくれています。


表皮は私たちの体の内部を、外部の様々なものの侵入から守ってくれる役割があるのです


3.肌に浸透するスキンケアアイテム

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ところで、皆さんが使用しているスキンケアアイテムはどのような機能のあるものですか?


肌の内部に浸透し、内側から輝くハリを与えます」とか「肌の内部へ浸透、メラニンの生成を抑制します」などは化粧品によくあるキャッチコピーですね!


ここで問題なのは「肌の内部へ浸透」のところです。


当たり前ですが、私たちはお風呂に入って体の中に大量の水を浸透させて体がタプタプになることはありませんし、ボディクリームを塗って体脂肪率が上がることもありませんね。


つまり皮膚は外部の物質を体内へ通すことはないのです


それは皮膚には体の内側を守るため、様々な物質の侵入を防ぐ役割があるからです。


しかし、乳液や美容液には肌に浸透するものがたくさんあります。


本来であれば肌のバリア機能によって浸透するはずのない外部の物質がなぜ、肌の内部に浸透するのでしょうか?


それは界面活性剤の働きによって浸透させているのです。


界面活性剤により肌のバリア機能を破壊し、そこから肌の内部へ有効成分を届けることで成分が浸透するようになっているのです。


「有効成分が肌の内部へ浸透」するタイプのスキンケアを利用して、洗顔後の肌のツッパリ感がひどくなった人や肌の乾燥が進んだように感じる人、またシワが目立つようになってきたと感じる人は、界面活性剤によって肌のバリア機能が壊れている可能性があります。


上記はすべて私のことなのですが、懸命にスキンケアをしているのに肌荒れがひどくなっているときには、その化粧品は肌に合っていません


またかゆみや痛みを伴う場合にも肌に合っていませんので、一度使用を中止して肌に優しいものへの移行を検討したほうがよいかもしれません


【ETVOS】肌にたっぷりと潤いを与えるセラミド入りおすすめスキンケアアイテム


4.私たちの肌にも自然に存在する界面活性剤


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ここまで界面活性剤の悪い部分をたくさん上げてきましたが、実は私たちの肌にも天然の界面活性剤は存在しています。


皮脂の成分は油、脂肪酸、水と弱い界面活性剤です。


また、最近安全性が見直されている固形石鹸も界面活性剤の一種です。


しかし石鹸には肌のバリア機能を壊すほどの強い洗浄力はないため、安全といえます。


界面活性剤がなんでもかんでも悪いわけではありません。


化粧品の製造において界面活性剤はなくてはならないものでもあるのです。


問題なのは一つの商品の中に何種類もの界面活性剤が多用されて成分が強くなってしまっていること、強い浸透剤として利用されることで肌のバリア機能を壊してしまうことです。


バリア機能が壊れるとそこから様々な外部刺激も肌の中に入り込んでしまいます。


それが原因となって肌荒れを起こしてしまっては、美しくなるためにスキンケアをしているのに本末転倒です

5.『ウソをつく化粧品』 小澤貴子

ウソをつく化粧品
小澤貴子
フォレスト出版
2016-01-29



私はこれまで肌に合わない化粧品をたくさん使用し、肌荒れに悩んできました


高価で口コミでも高評価のものであっても、使用しているうちにかゆみを感じたり、肌荒れを起こしたり…。


この本を読んで私たちの皮膚の仕組みがどうなっているのか、また化学的に化粧品にはどういった成分が含まれていて、それがどのような作用を引き起こすのかを学ぶことができました。


私たちは自分の肌を自分で守るしかありません


化粧品に関する基礎知識を学び、世の中にあふれている情報を自分で正しく選び取って賢い消費者になるためにおススメの一冊です。